2025/06/10 00:00

今年も既に半年を経過しました。新年に立てた目標の進捗状況はいかがでしょうか?

私は先日、会社の年度が変わり、スタートした時期でしたので今年の目標を各自に立ててもらいました。その目標をもとに目標面談をしています。
さて今回は今年新年度に立てた目標を振り返り、なかなか思うように進んでいないという方に、目標がクリアできるヒントをお届けしたいと思います。

なぜ目標を達成することができないのか?

目標達成するのには、まず最初に、立てた目標自体をもう一度見直してみる必要があります。

立てた目標はゴールが明確になっている目標でしょうか?

例えば、自分は人と上手にコミュニケーションを取ることが苦手なので、その改善を目標に立てているとしたら、「上司と積極的にコミュニケーションを取るようにする」などのような目標を書いていませんか?

それで「なかなかコミュニケーションが良くならない」と思っているのであれば、それはその目標を具体的にしていくことが必要です。


たとえば、上司とのコミュニケーションを向上させたいのであれば
◆毎日笑顔で自分から挨拶する
◆上司と何でもいいから一日一回自分から話しかける(雑談でもいい)
◆報告書をメールで送った後に、上司に「どうでしょうか?」と口頭で確認をする
など、具体的で、どうなったら達成できたと言えるのかが明確になるような目標を立てることが大切です。

具体的にどのような事をやっていることが、コミュニケーションが良くなっているというイメージなのかが湧かないと、そもそも何をどうしたら良いのかのイメージが出来ていないので、目標達成できるわけがないのです。

目標を達成させるために応援団をつける

人間は誰しも弱いものです。

3日坊主という言葉もあるように、やはりよっぽど強い意志がないと、なかなか行動に移したり、継続したりすることは難しいものです。
そこで、目標を達成させるために応援団を付けるのは効果的です。できるだけ自分の目標は誰かに伝え、励ましてもらったり協力してもらったりした方が、継続できるようになります。

身近な人が一番いいですが、身近な人に言うのが恥ずかしいとう方は、最近はSNSもありますので、そこで同じような目標を持っている仲間を見つけるのも一つの方法です。

誰かと一緒に目標を達成できるようにすると、より達成が近づきます。


誰も協力者が得られない時には、自分で自分を応援し、一日一日に振り替える時間を作ったりする方法もあります。

その場合にはカレンダーに出来た時に〇を付けるなどして、できるだけ出来た事が目に見える場所に結果を検証できるようにしておいた方がいいですね。そして、1週間続けてできた時には自分の好きな物を食べたりするなど、ご褒美もあると、なお良いですよね。

目標を達成させた「その先」をイメージしてみる

目標を立てた時、それが達成できたその先をイメージした事はありますか?実は結果の先に見える景色を考えることも到達させる良い方法です。

例えば、先ほどの例で「上司とコミュニケーションが良くなるようにする」目標がある人であれば、上司とコミュニケーションが良くなったら、どんな事をしたいのか?どんな景色がその先にあるでしょうか?上司に積極的に新しい企画を提案しているでしょうか?それとも、上司と部下という関係を超えた、プライベートな事までも相談し合える仲間のような関係となっているでしょうか?あるいは、その上司から仕事を任され、上司のやっている仕事を自分がやるようになり、部下をしっかり指導できる立場になっているでしょうか?

目標はあくまでも、その先のなりたい自分になるための、一つのステップであるという事をイメージできていますか?


『なりたい自分になる』それは誰でも必ずできます。

でもそうなるためには、鮮明にその”なりたい自分像”を想像してみることが大切です。